恫喝問題に関する音声記録の公表について
現在の安芸高田市に起こっている市長と市議会との関係については、市議会の一議員として、また私が恫喝発言の張本人と言われ、深く心を痛めているところです。
昨年の10/30に、改選前の15人の議員が、「9月30日の任意の全員協議会後に行われた市長との対話の中では、恫喝はなかった」とした回答書が、市長によって0点と評価され、その後の市長の議会対応の全てに影響してきていると私は感じています。
だからこそ、真実をはっきりとさせることによって、安芸高田市の健全な市政運営に向けて、市長と議会が力を合わせて進めるように、そして市民の皆様の信頼に応えて行けるように、もちろん、私自身の身の潔白を証明することでもありますので、恫喝問題に関する音声記録を公表することを弁護士とも相談し決断いたしました。
(1)経緯
ご存知の方々もいらっしゃるとは思いますが、
まず、これまでの経緯からお話します。
一番の発端は、9月定例会一般質問中の居眠りを市長がツイッターにあげたことです。
9月30日の任意の全員協議会終了後に、議会が、市長をお呼びしました。その時の議員15名との対話の中での発言を、市長は恫喝と受け止められました。
翌日10月1日に、市長は、「数名から、議会の批判をするな、選挙前に騒ぐな、事情を補足してやれ、敵に回すなら政策に反対するぞ、との説得?恫喝?あり」とツイートされました。
10月30日に、議会は恫喝とされるような威圧的発言はなかったことを15名の議員全員が確認し、市長に対し回答書を出しました。
11月に入ると、恫喝については、山根を標的として、選挙期間中はSNSで、さらには改選後、12月に入ると、石丸氏個人として弁護士を通じて山根のみに内容証明を送付してこられています。
そのため、私も急遽、本日同席していただいている山田延廣弁護士に対応をお願いし、今に至っております。
個人的には、弁護士によるやりとりをされながら、改選後の新たな議会に対しても、『「都合が悪い話から逃げる」程度の議会であれば、そもそも役目を果たせないだろうと評価した』(1/21)などのツイートをされています。
(2)公表する理由
現在の安芸高田市政における市長と市議会との関係については、居眠り・恫喝問題について対話をするか、しないかということで、定例会一般質問の答弁にも影響が出るような状況となりました。
私、山根個人としても、これまでに弁護士を通して石丸氏と内容証明のやり取りが続いていますが、やり取りする中で、市長が恫喝されたという発言は、以下の文言であることがはっきりしております。9月30日のあの場で、「議会と対立すると、あなたの政策は通らなくなりますよ。」「敵に回すと。」という発言があり、それを市長は恫喝と受け止め、さらに山根の発言だとされていることです。
この発言は、私の発言の中に全くないものであり、市長がなにを根拠に言われ続けているのか理解できません。
(3)音声記録の公表
音声記録は、市長をお呼びして、議員から胸につける市章についての話などをした後から録音されており、全部で約25分です。
山根の発言に関わる部分から最後までが約10分です。私は、一度だけしか発言しておりません。まずはこちらの約10分間を聞いていただきます。反訳文のP5の上から3行目から始まります。
なお、この音声記録に入っている発言者の議員の方々には、市政及び議会への信頼回復ならびに市長と議会の関係改善のために、この音声記録を公表することにご理解をいただいておりますことを申し添えます。
(4)弁護士からの内容証明についての説明
12月8日付けで石丸市長が、石丸氏個人として弁護士を通じて内容証明を送ってこられたために、私が急遽その対応をお願いしました弁護士からご説明いただきました。
終わりに
ツイッターやF BなどのS N Sを使うことは情報の真実性、公平性や客観性、そして情報を広めることによる影響についても、気をつけていかなければならない時代。
今回、幸いにも音声記録が存在していましたので、このように身の潔白を晴らす機会に恵まれましたが、もし、ウソの主張を続けられ、音声記録が存在していなかったらと思うと、ゾッとします。
自分の正当性を印象付けるために、嘘をでっち上げ、S N Sなどを利用し公然と嘘を主張し、拡散するなど、改めて、権力者のツイッターの使い方、コンプライアンスの重要性を身にしみて感じます。
今回の音声記録の公表に至るまでには、安芸高田市を思う多くの方々のお心をいただき、支えていただきました。
もちろん、根拠のない誹謗中傷の中での生活においては、家族、親戚、友人・知人、さらにご支援をいただいている方々にも多大なご心配やさらには、嫌な思いをさせるような選挙戦を戦うこととなりました。
しかし、その中でも頑張ってこれたのは、私を支える家族がいてくれて、私を信じてくださる皆様の温かいお支えがあったおかげです。
この場をお借りして、心よりの御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
2021年3月31日 山根温子
今回の公表は、3月29日の記者会見をもとに、公表させていただいております。
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恫喝録音のテープ起こし全文