温ちゃん通信 第22号
温ちゃん通信 第21号
2022.7発行
安倍元首相 銃で撃たれる
7月8日午前11時過ぎ、衝撃的なニュースが流れました。銃規制が厳しいはずの我が国において、このような事件が起きることを誰が予想できたでしょう。選挙戦の街頭演説中に銃弾に倒れ、いのちを奪われた安倍晋三元首相に深い哀悼の意を表すとともに、ご冥福をお祈りいたします。
民主主義に対する蛮行直後の参院選が終わりました。国内、国外ともに大きな問題を抱えての先行きとなります。その一つが、感染が急拡大し始めた新型コロナウイルスのオミクロン株の新系統「BA.5」です。昨年末から国内で流行しているオミクロン株「BA.5」は、厚労省が5月12日に空港検疫で初めて確認したと発表。その後6月には、東京都や島根県での感染急拡大がみられています。このオミクロン変異株用ワクチン開発の動きもあり、今後承認申請が進むと見られています。
なかなか抜け出せない新型コロナウイルス禍。これまでの感染防止の対策を続けてまいりましょう。
6月21日 総務文教常任委員会における執行部の報告より
開庁時間の変更について
時間外勤務の縮減を目的に、開庁時間の現行8時30分〜17時15分を、令和4年10月1日より9時〜17時とする。(※勤務時間は8時30分〜17時15分のまま)
開庁時間が9時〜17時の市は、全国では船橋市、大津市、川西市
中国地方には、開庁時間が8時30分〜17時15分以外の市はない。
船橋市では駅前総合窓口センターがしっかり平日、土日もサポート、大津市は市民らと公開議論を行い、検討を重ねて踏み切ったもの、兵庫県の川西市はR3年4月から行なっており、閉庁時間帯への対応も進めています。全国でも他に例があまりない、そして県内ではまだないことを強調する市長ですが、多様な市民生活にどのように対応するかと言う視点はどこにあるのでしょう。
※ちなみに、広島県内には、開庁時間8時30分〜17時15分以外にも、夜間・休日・窓口時間延長業務を行う市(福山市、尾道市、三原市、三次市など)があります。
みんなの廃校プロジェクト事業について
廃校となった学校施設の有効活用を図る目的で行った民間事業者からの提案募集の結果、応募件数は以下の廃校学校につき各1件、応募のなかった学校施設については「安芸高田市民間提案制度」で再度募集を行うとの報告でした。事業開始予定は令和5年4月です。
廃校学校 | 提案内容 |
旧郷野小学校 | 校舎の教室の部屋貸しを行う運営者となり、 円滑に事業ができる場づくりを行う |
旧刈田小学校 | アニメデザインをメイン学科とした一般社団法人立専修学校を開校。 定員80人。 |
旧小田東小学校 | SDGs教育等、研究開発に係る事業を推進し、 地域特有の事業づくりで地域活性化 |
中学校統合に係る説明会の開催状況について
検討資料はホームページにアップしており、保護者、学校関係団体、学校運営協議会への説明会は4〜7月で終了。8月以降に「学校規模適正化推進計画」の素案を作成、パブリックコメントを実施し、計画の周知というスケジュール(案)の報告でした。
6月10日 市長の「議員定数半減」案について反対しました
議案第43号「安芸高田市議会議員定数条例の一部を改正する条例」は、市議会議員の定数を現行16人から8人とするための条例を改正する議案です。
私の反対討論を要約すると、
非常に大きな権限を持った市長や執行機関に対するチェック、監視機能を果たしていくことが求められているのが議会です。定数を半減すれば、監視機能も、多様な人材の参画や多様な市民の声を届けることもさらに難しくなると考え、反対しました。
今回の議会の定数半減案を市長が出した理由は、副市長定数条例改正への意趣返しとのこと。副市長が市長の片腕であろうと、市長や議員のように選挙によって選ばれた方ではありません。2元代表制を理解しない行為と受け止めます。
市の人口の半分以上は女性でありながら、現状は女性議員が1人です。定数を半減すれば、性別や年齢、職種など、多様な方々の参画はさらに困難となり、声は届けにくくなるでしょう。
安芸高田市議会は、議員定数を平成16年の22人から令和2年の16人へと段階的に削減してきました。そこには、一般会計に占める議員費の割合が、市民生活に直結する予算を圧迫することのないようにとの考えや、市民アンケート結果等も含めたその時々の議会としての総合的な判断がありました。
令和2年の改選に向けての協議では、私は、議会改革の先進事例である会津若松市議会の取組を参考にしました。「議員間討議ができる議員数が議員定数の重要な基準であり、討議できる人数は7〜8人、これに常任委員会数をかけて定員とする。ここに市民参加と議員補佐機能を連動させることで議会力はアップする。」というものです。もちろん、議員としての力量も大切です。