温ちゃん通信 第32号
温ちゃん通信 第32号
2025.4発行



暖かいのか、寒いのか?天気予報を見ながら重ね着する毎日、さらには花粉症にティッシュが欠かせない季節です。体調管理に気をつけましょう。
さて、上の写真は、令和7年3月30日(日曜日)に、東京を中心に日本各地で農業者「百姓」が立ち上がった「令和の百姓一揆」の様子です。「日本の農・食・命を守ろう」と動き出した「百姓」、全国から約3200人の農業者が青山公園に集まり、約30台のトラクターを先頭に代々木公園までデモ行進しました。広島県の農業者と共に旗を掲げました。
令和7年3月 第1回定例会の一般質問から
3月10日 一般質問のトップバッターとして、以下2点について質問しました。
1.道路の陥没について
1月28日埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故は、頑丈なはずのコンクリートの地面に大きな穴が開くという予想もできない痛ましい事故です。同じ日1月28日に安芸高田市内で道路の陥没を目の当たりにしました。それは、幅1m30cm、深さ2mにわたるものでしたが、幸いにも県のパトロールが発見し、すぐに通行止めとされたことで大事には至りませんでした。

発生場所:下北甲田線 179号
陥没規模:幅約1m30cm 深さ約2m
暗渠排水管の継ぎ目の損傷による
市における道路陥没の現状、原因、対策について問いました。
Q. 市における道路陥没の件数と事故の発生件数は?
A. 市道・県道合わせて、年に1〜2件起きているが、幸い事故は発生していない。
Q. 市内での道路陥没の原因は?
A. 道路を横断している暗渠排水管の継ぎ目の損傷などによるもの。
Q. 今後の管路の老朽化に向けてどのような対策を考え、対応していくのか?
A. 市道パトロールは月1回程度同じ路線を走るようにし、また現場への行き帰りに市道をパトロールしている。県道は担当者、他にパトロール専用の者がおり、週一度、市内の県道を町単位で分けてパトロールを行い、早期補修と安全な道路維持に努めている。通行中に異常箇所がある場合は、道路の異常連絡先#9910や市の公式LINEへ通報をしていただくようにお願いしたい。

もう一言
路面下空洞調査という調査があります。
陥没の原因である空洞を未然に発見し、発生を防止することを目的としたもの。国土交通省では、道路陥没を未然に防止するため、平成2年から迅速・的確に路面下空洞を探査できる「路面下空洞探査システム」を構築、調査実施しているとのこと。
調査費用は1m当り約500円。
本市の市道調査距離 約800km×約500円=4億円となります。
2.将来に向けた計画策定等への多様性について
Q. 市の将来に大きく関わる総合計画と地域公共交通計画が策定中であるが、この2つの策定委員会の委員のほとんどが男性で、女性は各1人ずつ。昨年9月の一般質問にて、総合計画の委員構成が「多様性に欠ける」との指摘に「男女共同参画を掲げる市として改善を要する」との市長答弁。今回、地域公共交通計画においても多様性に欠けることについて、市長の考えは?
A. 第3次男女共同参画プランの目標値である女性登用割合50%を目指す。改選時に女性を含めた多様性に配慮し、よりよい議論ができる場となるよう見直す。
Q. 規則では、委員会の第4号委員は利用者または住民とあるが、利用者とは?
A. 旧町ごとに地域振興会から1人選出、利用者目線だけではなく、地域代表の方の意見も必要。
Q. 実際にお助けワゴン等を利用されている方が入っているのか?
A. 利用者としては振興会の方。一番大きな課題は、高校生の意見が反映されていないこと。
Q. 本市は、第4号委員の6名全てを地域振興会代表としており、殆ど男性となるのは職員もわかるはず。近隣の庄原市では、地域公共交通会議の委員として、自治振興区連合会、女性団体連絡協議会、老人クラブ連合会、PTA連合会、高等学校PTA、民生委員・児童委員協議会、さらには市長が必要と認めるものとして地域福祉ネットワーク会議から女性も入っている。利用者に関わりのある多様な団体から、女性も含めた委員を迎えることのお考えはないか?
A. 現在の委員会については、次期改選のとき、しっかりと意見を踏まえたメンバー構成になるよう、責任を持って検討していきたい。
Q. 3月8日は国際女性デー、女性の地位向上などを目指す日だが、本市の状況は、まだまだと感じざるを得ない。市長はどのように感じられるか?
A. 市において、多様な方々が活躍できる環境を市が積極的に整備をしていく。真の多様性が認められる安芸高田市になるよう実践してまいりたい。

もう一言
Q3の「一番大きな課題は、高校生の意見が反映されていないこと。」とは、執行部自らが、第4号委員6名すべてを地域振興会代表で固め、多様性のない委員構成としたことが、一番大きな課題を生んでいるのではないでしょうか?庄原市は、PTAの委員参加により意見の反映可能です。
藤本市長からの「多様な方々が活躍できる環境を市が積極的に整備をしていく。真の多様性が認められる安芸高田市になるよう実践してまいりたい。」との答弁に期待します。
高齢者を対象とした帯状疱疹の予防接種が始まります
帯状疱疹とは?
約3人に1人が80歳までにかかるといわれています。
- 水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに帯状に現れる。
- 激しい痛みなどで日常生活が制限されることがある。
- 治った後でも、後遺症として帯状疱疹後神経痛が残る場合もある。
今年度65歳になられる方、節目年齢の方など接種対象者には、詳しい案内が市から送付されます。生ワクチンと組換えワクチンの2種類あり、それぞれ接種回数・自己負担額が違うので、どちらか1種類のワクチンを選んでの接種となります。